狛江S邸
物見テラスを中心に、
居場所を回遊する光と借景の家
- 東京都狛江市
- 個人住宅
- 設計期間:2018.06~2019.02
- 工事期間:2019.03~2019.09
施工:(株)青木工務店
JBN省令準耐火構造
撮影:HIROKAZU TOUWAKU(インテリア:atelier KUKKA architects )
大きな緑地帯に隣接する住宅地。その借景に向けた物見テラスとリビングの木張りの跳ね出しが印象的な浮遊感のある住宅。
ピクチャーウインドウのあるリビングは床レベルを上げ、道行く人と視線をずらし、道路の存在を消し、四季折々の樹々を間近に感じられる窓辺となりました。
中央に内包された、ボックス感のある物見テラスとリビングのボリュームは、回遊性を持ちつつ繋がるLDK、ワークスペースや各居室に間接的に光や風を導き、ワンルーム空間に奥行きのある表情をつくります。
周囲に光を遮るものがない南東の角地でありつつ、借景を望む物見テラスや大窓からの光を大切にする事で、アールの塗装壁や漆喰の表情が美しい、明暗のあるやさしいインテリアに仕上がりました。
- LiVES vol.110