浦和S邸
障子の陰影を感じられる、
寛ぎの間が連続する折れ屋根の家
- 埼玉県さいたま市
- 個人住宅
- 設計期間:2020.03~2020.10
- 工事期間:2020.11~2021.05
施工:(株)榊住建
準防火地域仕様・JBN省令準耐火構造
撮影:HIROKAZU TOUWAKU
既存の住宅地にささやかな新しい光と風の流れを呼び込みたいと思い、深い軒とぐっとおとした重心の、南東に流れる折れ屋根が印象的な住宅。
「出窓の前庭と1.5階のテラスに花を飾りたい」という奥様のご要望。
「帰宅を出迎えてくれる家」というご主人のご要望。
昼間は前庭の緑とガレージ上1.5階の花見テラスの緑が立体的に繋がる様に、夕暮れ時はそれぞれから暮らしの灯りがこぼれる様に、時間毎にかわる暮らしの情景をイメージしました。
出窓のある土間、大黒柱と折れ天井のDK、続く小上がり、格子天井と障子で演出した和室、花見テラスへと繋がる1.5階の「寛ぎの間」、DKと緩やかにつながる2階の個室など、ひと繋がりの室内に休息のできる居場所を散りばめ、安らぎと落ち着きのある家となりました。