東京都練馬区の建築設計事務所

浦和S邸 大工工事

上棟から2ヵ月の浦和S邸の様子。

写真(中)は階段の上がった先に見える、1.5階の「寛ぎの間」と続く屋上テラス。
2階に続く階段の踊り場が広がった様な、ささやかな居場所ですが、テラスに向かって流れる高天井の空間は、東の安定した光を受けて軸組の段階でもいい雰囲気。

設計段階からの予想通り、屋上テラスからは近くの桜の木が眺められました。その一方で上棟して気付いた事もあります。

・寛ぎの間のソファに座った目線から、家々の隙間から近くの林が伺えること
・1階ダイニングに寛ぎの間のハイサイドの光が予想以上に落ちてくること

KUKKAの設計はどちらかというと、模型を上から見た時の間取りより、その場その場のシーンをつくることを大切にしています。
浦和S邸は、ほどよい回遊性を持ちながら、らせん状に上階に向かって居場所が繋がっています。歩く先は眺望のある窓、趣味のギターが置かれる飾り棚、旧家から持ち込んだステンドガラスの建具など、視線の先が楽しくなる様な仕掛けを備えました。ダイニングの吹抜けや室内開口で全体が繋がっているので、室内に入ると職人さんの手仕事の音が聞こえてきます。

上棟して間もなくの頃、大橋棟梁が実際の階段の位置に、1階から1.5階への、そして1.5階から2階への現場用の仮階段を作ってくださいました。
それにより、室内の生活動線の頃合いを早い段階で体感できたのも、嬉しい事でした。(高所がやや苦手な現場監理の日々も助かりました)

大工工事は折り返し地点で、壁断熱材、フローリング張りと続きます。
板金工事は緑色の屋根葺きを終え、外壁ガルバリウムの施工が始まるといったところ。
明日から3月、敷地の近くの桜咲く春まで待ち遠しいです!